掃墓(お墓参り)-2

更新日:2015年04月15日
于右任墓は想像していたよりひっそりとしたところでした。
 さて、陽明山にある于右任墓を訪ねるにはMRT北投駅から地元の地理に詳しいタクシー運転手を探すことから始まりました。最初に乗り込んだタクシーの運転手さんから、地元のタクシーでないとたどり着けないといわれたのです。仕方なく数台のタクシーの運転手さんに確認して、ようやく地元のタクシ−を見つけるコトができました。
 そこから片道小一時間、陽明山を登るクネクネした山道をひたすら走り、北投温泉街、北投公園を通り過ぎ、山頂から反対側に下り始め新北市に入ったところでようやく目的地に到着しました。
 大統領蒋介石が建立指示した于右任墓の入口左右には、于右任の業績を顕彰するべく「華表の柱」が、石段中央には花弁が刻された石柱が、そして壁に沿って両側に石段、右側に二階建ての六角亭が建立されていました。
 お墓参りを済ませて振り返ったところ、あいにく霞がかっていて視界を遮られましたが、天気がよければ眼前には中国大陸(福建省)を眺めることが出来るそうです。
 蒋中正大統領による題字「監察院院長于公右任之墓」が刻された于右任墓は、代表作「望大陸詩」で謳われた希望通り、大陸に向って建立されていたのです。今後、新北市文化局制定文書により陽明山国家公園管理事務所が維持管理するそうです。
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