上海迪斯尼園(上海ディズニーランド)-2

更新日:2016年01月15日
本当にこんなんになるんでしょうかねぇ。
設計施工は米中合弁の合弁会社「上海迪士尼主題楽園公司」で、出資比率は、米ディズニーが43パーセント、上海政府が上海ディズニーリゾート建設・運営を目的に承認・設立した国有企業「申迪集団」が57パーセントとなっています。近い将来には上海市街地と上海ディズニーランドを結ぶ地下鉄も開業予定だそうで、中国を代表する東北証券、海通証券、中信証券なども相当数の入園者数を見込んでおり、周辺ホテル、交通、商業など幅広い経済効果を期待しています。
 さて、本題のディズニーパークについてですが、ディズニーの象徴的建物「シンデレラ城」は、上海ディズニーランドにおいては「奇幻童話城堡(魔法がかかった童話のお城)」と命名され、全てのディズニープリンセスが集まる世界最大の城になるそうです。アトラクションの目玉は、世界初の最新技術を使った「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマランド建設や、中国語版ブロードウェーミュージカル「ライオンキング」が初上演されることが公表されています。パークに隣接したショッピングエリア「ディズニータウン」は入場券なしで入ることができる46,000平方メートルの敷地で、ここには420室を備えるアールヌーボー調の「上海ディズニーランドホテル」と、八の字型で800室を備える「トイストーリーホテル」の二棟が建設されます。また、ショッピングモールや高級アウトレットモールが、さらに湖のそばには「Spice Alley」という人気のアジア料理を手軽に楽しめるエリアも建設されます。
 パークで働くダンサー、エンターテイナー、ミュージシャンは大規模で厳しいオーディションや体力テストが行われており、同時に開園運営スタッフチームも続々と決定、すでに米ディズニー・ワールドへ約200名もの研修員派遣を始めています。スタッフは給与のほかに、健康、生活、業務などの手当、年金積立金と「ファンタスティックな時間を体験する手当」などがあるだけでなく、各種保険や年休など福利厚生も充実されます。さらに世界各国のディズニーランドに同行する家族や友人も無料で入場できるスタッフカードも支給されることから、中国国内各分野における優秀な人材に多くの就職機会も提供出来そうです。
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