上海迪斯尼園(上海ディズニーランド)-1

更新日:2016年01月01日
このような状況でもきっと間に合わせるんでしょうねぇ。
 ディズニーパークとしては12番目の開園となる上海ディズニーランド建設が正式に決定したのは2009年1月の話でした。同年11月になり、パーク面積が116ヘクタールと公表されましたが、この面積は「狭いと定評」の香港ディズニーランドの「総敷地面積126ヘクタール」よりさらに狭かったことから、地元メディアは世界一狭いディズニーパーク『ミニ・ディズニー』と報道しました。 
 しかし、東京ディズニーランドのパーク部分は51ヘクタール、ディズニーシーのそれは49ヘクタールで、合わせても100ヘクタールですから、極端に狭いということもないはずです。実際はテーマパーク部分のみ(現在は公称91ヘクタールに訂正)だったようで、最終的には敷地面積は390ヘクタールで、香港ディズニーランド3個分にも相当することから、アジア最大級のディズニーリゾートとなるという噂も出始めています。開業スケジュールについても2016年末か2016年初にオープン予定とされていましたが、ここにきてようやく2016年春と明らかにされました。
 同パーク建設予定地は上海市浦東新区にあり、上海浦東国際空港からタクシーで20分程度の好立地において建設が開始されています。建設費用は初期投資額(一期工事)で約245億人民元(約3,500億円)、さらにホテルなど関連施設整備で四五億人民元にも登る巨大プロジェクトで、2013年の上海のGDP総額の1.6パーセントに相当する336億元以上の経済効果が見込まれています。
 次号ではディズニーパークの全容について知りうる限りお話したいと思います。
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