敬天齋主人の知識と遊びの部屋
書法漢学研究

 

書法漢学研究中国・日本を代表する学者・研究者の書論や著作は、残念なことに 書道界ではあまり知られていません。小社は本来書と一体であった学(学問)にスポットを当て、文字を素材とする藝術=書のあり方を現代という時代の中で再評価し、未来に伝えていくことを目的に、年2冊のペースで「書法漢學研究」を出版することとしました。 

理事会制度を発足し、編集委員として各先生方にご参画いただき、さらに編集顧問として東京大学名誉教授松丸道雄先生を迎え、情熱溢れる編集姿勢で本誌の制作に取り組み、多くの読書人に訴えていく所存です。「買ったことも自慢」を目指し、中国文学研究者はもちろん、書道家、篆刻家、金石家から、漢詩漢文愛好家、中国伝統文化の好きな人まで興味の尽きない内容となっています。

<有限会社アートライフ社 代表取締役 近藤 茂>



第34号

<仕様体裁>
B5判並製 60頁 1色刷
定価:本体1,800円+税
×年2冊(7月、1月)
ISSNコード:ISSN1882-0700
  ※ISSNコードとは?


【最新号】第34号の内容(2024年1月刊行)

漢簡の指名手配書に見える「黒色」の記載について 門田 明(元ノートルダム女学院中学・高等学校教諭)
説文解字箚記 橋下吉文(碑帖研究家)
〈李柏文書〉と〈李柏尺牘稿〉 (上)
− その二つの呼称がはからずも導出してしまった誤解
白須浄眞(広島大学敦煌学プロジェクト研究センター顧問)
〔稀覯資料紹介〕
潘祖蔭旧蔵〈太基山鄭道昭題字刻石四種〉その一
中村伸夫(つくば大学名誉教授)
閣帖前史考述三 帖祖問題−澄清堂帖(二) 萩 信雄(安田女子大学栄誉教授)
『ケ石如印存』とその周辺 高畑常信(東京学芸大学名誉教授)
「石竹図并賛」に見る貫名海屋の書法漢学 森岡 隆(つくば大学名誉教授)

書法漢學研究34号




この度、雑誌『書法漢學研究』を発刊する目的は、明治維新以後、とくに戦後のアメリカ文化が浸透する中で、漢字文化、書道文化の衰退と言われて久しい中、その再生を願ってのことであります。具体的には実生活、日常経験に裏打ちされた、日常の漢字を用いた思考を問い直すところに主眼を置いています。

書法、漢詩文の研究論文、資料紹介を主に、漢詩の投稿なども受け入れ、漢字、書道文化を活性化できればと思っています。漢詩文を自分で作り、それを書に表現できたら広い世界が開けますし、それを具現化できる場の提供を目指しております。

ご賛同頂けるようでしたら、是非ともご購読いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。



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